プラズマプロセスや光源、大気環境技術において、プラズマシミュレーションの役割は重要と考られていますが、そこでは反応種、反応過程を漏れなく取り入れた、完結したモデルを構築することが重要です。しかし、反応過程によってはレート係数の値が不明のものも少なくなく、モデル構築においてはそれらの値を推算によって補う必要があります。 そこで「原子分子データ応用フォーラム」では、「プラズマシミュレーションに用いるレート係数の推算方法の調査」分科会を設け、これから具体的な推算方法の検討からデータの生産までを進めていこうと考えていますが、その準備の一環として、まず大気圧プラズマ(空気)のモデリングを主に考えて、「O2を含む原子分子過程を考慮したプラズマ研究」のタイトルのセミナーを開催します。O2プラズマ中で重要な過程、既存のデータベースや推算方法、モデルの検証方法から、この分野に詳しい先生方との人的なネットワークの構築などについて、議論したいと考えています。 現在以下の講演を予定しています。多くの興味をお持ちの方が、ご参加下さり、話題を提供して下さることをお待ちしています。参加希望、講演希望の方は、添付のフォームで、原子分子データ応用フォーラム役員(村上、佐々木:メールアドレス staff(at)am-data-forum.com)にご連絡下さいますようお願いします。 |
【12月13日】 13:30 - 13:45 受付 13:45 - 14:15 NPOの紹介・分科会の趣旨説明 佐々木(原子力機構)・池田(アテナシス) 14:15 - 15:00 酸素分子と電子の衝突に関する最近の研究 市川行和(宇宙研) 15:00 - 15:45 酸素分子および酸素分子イオンが関係した衝突素過程 田沼肇(首都大) 15:45 - 16:10 休憩 16:10 - 16:55 不平等磁界下の電子輸送 菅原広剛(北大) 16:55 - 17:15 フリーディスカッション 18:00 - 20:00 懇親会(円茶寮、費用4,000円、核融合研との間の(帰路多治見駅経由)送迎つき) 【12月14日】 9:00 - 9:45 Ar/O2誘導結合プラズマのシミュレーションとRRK理論に基づいたイオン-分子反応モデルの紹介 伝宝一樹(東京エレクトロン) 09:45 - 10:30 大気圧プラズマのモデリング・酸素ガス添加に伴う容量結合型 RF大気圧ヘリウムプラズマ特性への影響 小田昭紀(千葉工大) 10:30 - 10:45 休憩 10:45 - 11:30 大気圧酸素誘電体バリア放電のシミュレーション 明石治朗(防 衛大) 11:30 - 12:15 反応速度を考慮した熱プラズマのモデリング 田中康規(金沢大) 12:15 - 13:15 昼食 13:15 - 13:40 半導体レーザによる酸素分子の高速高感度吸収分光計測 片山光一(京大) 13:40 - 14:25 核融合研の原子分子データベースについて 村上泉(核融合研) 14:25 - 15:00 総合ディスカッション |
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お名前: ご所属: 参加の有無: 講演の有無: 講演希望の場合のタイトル: 宿泊希望(該当部分に○印): 12月13日 12月14日 |